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エクセル 文字列を変換する

はじめに

365202120192016:対応

エクセルの文字列を大文字や小文字、半角や全角、カタカナやひらがなに変換する方法を紹介します。

=UPPER("abc") のようにして、大文字の ABC に変換できます。

=ASC("ABC") のようにして、半角の ABC に変換できます。

=PHONETIC("漢字") のようにして、カタカナの カンジ に変換できます。ひらがなにも変換できます。

ローマ字とカタカナを相互変換するには、Web サービスや VBA から変換できます。

数値に変換するには「文字列を数値に変換する」をご覧ください。
日付に変換するには「文字列を日付に変換する」をご覧ください。

大文字や小文字に変換する

英字 (アルファベット) を大文字や小文字に変換できます。それ以外の文字はそのままです。

大文字に変換

文字列を大文字に変換するには「UPPER 関数」を使用します。

=UPPER(B3)
4

小文字に変換

文字列を小文字に変換するには「LOWER 関数」を使用します。

=LOWER(B3)
4

単語の先頭を大文字に変換

文字列の単語の先頭を大文字に変換して残りを小文字に変換するには「PROPER 関数」を使用します。

=PROPER(B3)
13

全角や半角に変換する

英字 (アルファベット) や数字、記号やカタカナなどを全角や半角に変換できます。それ以外の文字はそのままです。

全角に変換

文字列を全角に変換するには「JIS 関数」を使用します。

=JIS(B3)
3

半角に変換

文字列を半角に変換するには「ASC 関数」を使用します。

=ASC(B3)
3

カタカナやひらがなに変換する

漢字やひらがな、カタカナを全角カタカナ、半角カタカナ、ひらがなに変換できます。それ以外の文字はそのままですが、数字は削除されます。

カタカナやひらがなに変換するには「PHONETIC 関数」を使用します。

=PHONETIC(B3)
14

PHONETIC 関数」は「ふりがなを表示する」で設定しているふりがなに変換します。

15

ふりがなが設定されていないときは削除されます。

文字種を指定するには「ふりがなの設定」から種類を選択します。

13 15

漢字をひらがなに変換したいときは「ふりがなの設定」で ひらがな に設定します。

ひらがなをカタカナに変換したいときは「ふりがなの設定」で 全角カタカナ に設定します。

カタカナをひらがなに変換したいときは「ふりがなの設定」で ひらがな に設定します。

ローマ字に変換する

カタカナをローマ字に変換したり、ローマ字をカタカナに変換する関数はありません。VBA にもありません。

ローマ字にはヘボン式や訓練式といった種類があるので、目的に合ったものに変換する必要があります。

Web サービス

Web サービスを使用して変換します。ローマ字 カタカナ 変換 などで検索すると見つかると思います。

変換したものをエクセルに貼り付けます。

VBA マクロ

VBA を使用して KA のように 1 文字ずつ変換します。

Replace("KAKIKUKEKO", "KA", "カ")

VBA ローマ字 変換 などで検索するとサンプルが見つかると思います。数式に関数として使用できます。

C#

C# などの別のプログラミング言語からエクセルを操作して変換します。

一括で変換する

関数以外から大文字や全角などに変換する機能はありません。

一括で変換するには、上記の方法で変換した [セル] をコピーして [形式を選択して貼り付け] から [値] を選択します。

paste-value

変換した値に置換されるので、関数が必要なくなります。