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- 構文
- 使用例
- 解説
エクセル 2013 CHAR 関数:文字コードを文字に変換する
はじめに
エクセル 2013 の CHAR 関数の使い方を紹介します。
CHAR 関数は文字コード (ANSI か JIS) を文字に変換します。
改行文字やタブ文字など特殊文字を入力したいときに使用します。
- Unicode から文字に変換するには「UNICHAR 関数」をご覧ください。
- 文字の文字コードを取得するには「CODE 関数」をご覧ください。
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目次
- 構文
- 使用例
- 解説
構文
CHAR(文字コード)
文字コードを文字に変換します。
引数「文字コード」 | 半角なら ANSI コードを指定します。 全角なら JIS コードを指定します。 |
主な特殊文字に次のものがあります。
文字コード | 名前 | VBA の定数 |
8 | バックスペース | vbBack |
9 | タブ | vbTab |
10 | ラインフィード | vbLf |
11 | 垂直タブ | vbVerticalTab |
12 | フォームフィード、印刷の改ページ | vbFormFeed |
13 | キャリッジリターン | vbCr |
34 | ダブルクォーテーション | なし |
セル内の改行文字は「10:ラインフィード」です。
使用例
セル「B3」の文字コードを特殊文字に変換する。
=CHAR(B3)

セル「B3」の文字コードを基本的な文字に変換する。
=CHAR(B3)

解説
引数「文字コード」の値は「CODE 関数」で取得した値と対応してるため、相互変換できます。
引数「文字コード」に 0 や変換できない値を指定したときは、エラー#VALUEになります。
ANSI コードとは、半角の英数字や記号に使用される文字コードです。他の文字コードと値が同じことが多いです。
JIS コード (ISO-2022-JP) とは、ANSI の文字に加えてひらがなや漢字などの全角文字を扱えるようにしたものです。「VBA Chr 関数」で扱う Shift_JIS とは別物です。
Unicode 文字に変換するには「UNICHAR 関数」を使用します。
「HEX2DEC 関数」と「DEC2HEX 関数」を使用して 16 進数と 10 進数を相互変換できます。
改行する
改行文字を入力するには=CHAR(10)のラインフィードを指定します。
しかし="A"&CHAR(10)&"B"のように入力しても、改行していないように表示されます。

その [セル] を右クリックして [セルの書式設定] をクリックします。
[配置] タブをクリックし、[折り返して全体を表示する] をチェックして [OK] をクリックします。
Alt + Enter で改行したときは自動でチェックされます。

改行されて表示されます。

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