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エクセル MIN 関数:最小値を取得する

はじめに

エクセルの MIN 関数の使い方を紹介します。

MIN 関数は最小値を取得します。

=MIN(A1:A3) のようにして、セルの範囲の最小値を取得できます。

=MIN(IF(A1:A3<>0,A1:A3)) のようにして、条件を指定してセルの値が 0 以外の最小値を取得できます。

文字列を 0、TRUE を 1、FALSE を 0 として扱うには MINA 関数を使用します。

2 番目、3 番目に小さい数値を取得するには「SMALL 関数」を使用します。
条件に一致する最小値を取得するには「MINIFS 関数」を使用します。

MIN 関数の引数

MIN(数値1)
MIN(数値1, 数値2 …)
すべての数値の中で最小値を取得します。

引数「数値」セルの範囲、数値を指定できます。

使い方

MIN 関数の使い方を紹介します。

最小値を取得する

セルの範囲「B3」~「B5」の最小値を取得します。

=MIN(B3:B5)
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複数の範囲の最小値を取得する

セルの範囲「B3」~「B5」と「C3」~「C5」の最小値を取得します。

=MIN(B3:B5,C3:C5)
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セルの範囲と数値の最小値を取得する

セルの範囲「B3」~「B5」と 10 の最小値を取得します。

=MIN(B3:B5,10)
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非表示のセルを無視して取得する

非表示のセルを無視して最小値を取得するには「AGGREGATE 関数」を使用します。

解説

引数「数値」にセルの範囲を指定したときと、値を指定したときで結果が変わります。

引数「数値」が日付なら、日付の実際の値は数値なのでその値として扱います。

引数「数値」のセルの範囲に文字列や TRUE や FALSE、空のセルが含まれるときは、そのセルを無視します。

MINA 関数ならセルの範囲の文字列を 0、TRUE を 1、FALSE を 0 として扱います。

引数「数値」に 1 つも有効な数値が含まれていないときは 0 になります。

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引数「数値」に値を指定したとき "10" のような数字は数値、文字列は #VALUE!、TRUE は 1、FALSE は 0 になります。MINA 関数も同様です。

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条件を指定

条件に一致する最小値を取得するには「MINIFS 関数」を使用します。