エクセル 2013 ROUND 関数:四捨五入する
はじめに
エクセル 2013 の ROUND 関数の使い方を紹介します。
ROUND 関数は指定した桁数に四捨五入します。
少数点第 1 位に四捨五入したいときに使用します。
- 切り捨てするには「ROUNDDOWN 関数」を使用します。
- 切り上げするには「ROUNDUP 関数」を使用します。
構文
ROUND(数値, 桁数)
数値を指定した桁数になるように四捨五入します。
引数「数値」 | 数値を指定します。 |
引数「桁数」 | 四捨五入した結果の桁数を指定します。 |
使用例
セル「B2」を少数点第 2 位に四捨五入する。
=ROUND(B2,2)

「12.345」を整数に四捨五入する。
=ROUND(12.345,0)

セル「B2」の整数一桁目を四捨五入する。
=ROUND(B2,-1)

解説
四捨五入とは、指定した桁数以下の値が 5 より小さいときは切り捨てて、5 以上の時は切り上げることです。
使用例 | 結果 |
=ROUND(0.14,1) | 0.1 |
=ROUND(0.15,1) | 0.2 |
=ROUND(0.16,1) | 0.2 |
引数「桁数」に 0 を指定すると、小数点第 1 位が四捨五入され整数になります。
引数「桁数」に正の値を指定すると、小数点以下の桁数に四捨五入されます。
使用例 | 結果 |
=ROUND(10.123,0) | 10 |
=ROUND(10.123,1) | 10.1 |
=ROUND(10.123,2) | 10.12 |
引数「桁数」に負の値を指定すると、整数の桁数で四捨五入されます。
使用例 | 結果 |
=ROUND(1234,-1) | 1230 |
=ROUND(1234,-2) | 1200 |
=ROUND(1234,-3) | 1000 |