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プログラミング言語の選び方

はじめに

初めての方向けにプログラミング言語の選び方を紹介します。

人気や仕事で使っているか、作りたいものは何か、などいろいろな視点での選び方を紹介します。

何のためにプログラミングをするのかが重要です。

プログラミング言語とは

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プログラミングをするのに使用するのが「プログラミング言語」です。

言語には数多くの種類があり、毎年新しい言語が登場しています。消えていく言語もあります。

言語によって得意・不得意があり、パソコンのプログラムの開発ができるものもあれば、スマートフォンの開発ができるもの。ウェブサイトの開発ができるものなど様々です。

日本語や英語で文法が違うように、プログラミング言語も書き方がそれぞれ違います。一般的にはすべてアルファベットを使って入力します。

上記の画像のようにプログラミング言語で入力されたものを「コード」や「ソースコード」と言います。

プログラミング言語の選び方

一般的に 1 人の人が扱う言語の数は 1 ~ 2 くらいだと思います。使える言語の数というならもっと増えますが、専門的な知識を持っているかどうかとなると、このくらいだと思います。

初めてのプログラミング言語を覚えるのは大変でも、他の言語と共通している部分は多くあり、考え方は変わらないことが多いので、2 つ目以降の言語は短い期間で使えるようになります。

人気で選ぶ

ここにプログラミング言語の世界の使用率を示したランキングがあります。

海外と日本の傾向は少し違いますが、人気の高い言語を選ぶのは重要です。

人気が高ければ積極的に新しい技術が使えるようになります。仕事での使用率も高くなります。何より書籍やインターネットでの情報量が増えるため、困ったときに検索すれば何かしらの情報を発見できます。

仕事で選ぶ

会社や職種によって扱う言語が違います。会社の中で複数の言語を使っているところも多くあります。採用条件に「この言語の経験があること」のように記載されていることがあります。

将来どのような仕事をしたいかが決まっているなら、それができる言語を覚えることは重要です。

とても開発しやすい新しい言語が登場しても、既存のプログラムは古い言語を使っているので、積極的に採用できない会社が多くあります。特に日本ではその傾向が強い印象があります。

古い言語の中で今でも人気が高い「Java」の採用率が高いです。

作りたいもので選ぶ

プログラミング言語はパソコンのプログラムを開発できるものもあれば、スマートフォンのアプリを開発できるものもなど、できることとできないことがあります。自分が何をやりたいのかが決まっていれば、それができる言語を選ぶ必要があります。

パソコンのプログラム開発なら「Visual Basic .NET」や「C#」などがあります。どちらも同じ .NET Framework 上で動作するので、書き方が違うだけで命令が同じです。

スマホのアプリ開発なら「Java」,「Swift」,「Kotlin」などいろいろあり、新しい言語が多いです。Android と iPhone で使う言語が違います。

Web 開発なら「Python」,「PHP」など人気が高い言語が多いです。「JavaScript」の人気が上昇中です。

ゲーム開発なら「スクラッチ」,「C++」などがあります。

まとめ

これらを総合的に判断して、次の言語をお勧めします。

  • スクラッチ:小学生向け
  • C#, Visual Basic .NET:パソコンのプログラムを作りたい人向け
  • C++:プログラミング経験が豊富で将来ゲームを開発したい人向け
  • Java:仕事で使いたい人向け
  • Python, PHP, JavaScript:Web 開発をしたい人向け
  • Java, Swift, Kotlin:スマホのアプリを開発したい人向け

例えば、次の順番でプログラミング言語を勉強するのが覚えやすいかもしれません。

  • 小学生のときに「スクラッチ」を経験する。
  • 学生のうちに「C#」でパソコンのプログラム作成を学ぶ。
  • 次に「C#」と書き方が似ている「Java」を学ぶ。
  • 経験が豊富になってきたら「C++」やスマホ開発言語を学ぶ。