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スクラッチ 1.4 プログラムの作り方と実行方法

はじめに

Scratch (スクラッチ) 1.4 のプログラムの作り方と実行方法を紹介します。

初めてプログラミングをする方にもわかりやすいように、順番に操作方法を説明します。

プログラムの実行や完成したときの実行ファイル .exe についても紹介します。

プログラムの作り方

ブロックとは

一般的なプログラミング言語ではプログラムを作るのに文字を入力します。しかしスクラッチでは次のようなブロックを使います。1 つのブロックが 1 つの命令になっています。これを組み合わせて処理を作っていきます。

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ブロックは分類ごとに分けられています。まずは使いたい命令のある [分類] を選択します。ここでは [動き] をクリックします。

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動きの命令が表示されます。どれでもいいのでダブルクリックしてみてください。 10歩動かす をダブルクリックすると、ネコのキャラクターが少し動くのがわかると思います。

わからないブロックがあったら積極的にダブルクリックして、どういう命令なのか試しましょう。
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命令を追加する

プログラムを作るにはスクリプト領域に命令を追加していきます。

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使いたい命令のブロックを右側のスクリプト領域にドラッグします。ここでは 10歩動かす をドラッグします。

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10歩動かす が追加されました。

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もう一度 10歩動かす をドラッグします。最初に追加したブロックの下に近づけると白い線が表示されます。

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ブロックがくっつきました。試しにダブルクリックしてみてください。2 回分ネコのキャラクターが動くのがわかると思います。2 つの命令が 1 つの処理になったことを表しています。このようにどんどんブロックをくっつけてプログラムを作成します。

いろいろなブロックを追加してどうなるか試してみてください。
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間違えたときは、そのブロックをブロック領域にドラッグします。

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命令が削除されます。

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ブロックに書いている [数字] をクリックすると編集できます。

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プログラムを実行する

[制御] をクリックします。

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緑の旗がクリックされたとき を追加します。

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緑の旗がクリックされたとき の下に、実行したい命令を追加していきます。

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できたら [緑の旗] をクリックします。

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緑の旗がクリックされたとき の下に追加した命令が、すべて実行されるのがわかると思います。

同時にすべての命令が動いているように見えますが、上から 1 つずつ順番に実行されています。プログラムはすべて上から下に向かって命令が順番に実行されます。

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実行ファイルを作成する

プログラムが完成すると、通常は実行ファイル (拡張子 .exe) が作成されます。実行ファイルを他の人に渡せば、その人のパソコンで作成したプログラムが動きます。

しかし、残念なことにスクラッチでは実行ファイルを作成できません。

発表モード

代わりに発表モードがあります。画面の右上にある [発表モード] をクリックします。

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全画面表示になります。[緑の旗] をクリックしてプログラムを実行できます。左上の [矢印] をクリックして元の画面に戻せます。

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発表モードを他の人に見せてあげましょう。

サーバーに公開する

[共有] メニューから [ネットワーク上でこのプロジェクトを共有...] をクリックします。

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ここから作成したプログラムをスクラッチのサーバーに公開できます。ここで紹介しているスクラッチのバージョンは 1.4 で、サーバーは 2.0 です。そのため詳しい解説は省略します。