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スクラッチ 1.4 制御ブロックの使い方

はじめに

Scratch (スクラッチ) 1.4 の制御ブロックの使い方を紹介します。

イベントや条件分岐やループなどプログラムを作る上で欠かせない要素が詰まっています。

他にもメッセージや待つ、処理を止めることもできます。

制御ブロックとは

制御ブロックでは、プログラミングで絶対に使う次のことができます。どのプログラミング言語にも必ずあるものです。

  • イベント
  • 条件分岐 (if 文など)
  • ループ (for 文など)
  • メソッドの定義

他のスプライトなどを操作したり処理を止めることもできます。

イベント

ユーザーが何か操作したときや、何らかの変化が起きたタイミングで処理をするのを「イベント」と言います。

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詳しくは「~されたとき、イベントの作成」をご覧ください。

条件分岐

テストの点数が 80 点以上なら合格、そうでないなら不合格、のように処理を分けることを「条件分岐」と言います。一般的なプログラミング言語では if 文などがあります。

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詳しくは「もし~なら、条件分岐 if 文」をご覧ください。

ループ

同じ処理を繰り返し行うことを「ループ」と言います。一般的なプログラミング言語では for 文などがあります。

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詳しくは「ずっと、ループ for 文」をご覧ください。

メソッド

処理を 1 つにまとめたものを「メソッド」と言います。一般的なプログラミング言語では function や sub と言います。

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詳しくは「定義、メソッドや関数の作成」をご覧ください。

メッセージ

他のスプライトや背景に対して操作をしたいときに「メッセージ」を使います。

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詳しくは「メッセージを使って他のスプライトを操作する」をご覧ください。

その他

1 秒間だけ処理が止まります。1 秒後に次の処理をしたいなど、間隔をあけたいときに使います。

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次のようにすると、ちょっとずつ前に進みます。

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条件が満たされるまで処理が止まります。クリックするまでやキーを入力するまでなど、条件には演算や調べるブロックを使います。

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次のようにすると、A キーが入力されるまで「A キーを押して」と表示します。入力されたら「押した」と表示されます。

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処理をここで止めます。ループ処理を終わらせたいときに使います。プログラムは実行されたままなので、イベントなど他の処理は受け付けています。

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次のようにすると、端まで動いたら「行き止まり」と表示して処理が止まります。

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プログラムを終了します。[赤丸] をクリックしたのと同じことです。

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