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スクラッチ 1.4 調べるブロックの使い方

はじめに

Scratch (スクラッチ) 1.4 の調べるブロックの使い方を紹介します。

スプライトが壁に当たったかなど条件分岐の条件を判定できます。

質問やタイマーで時間を計ることもできます。

調べるブロックとは

調べるブロックでは、条件が必要な もし~なら ブロックなどの条件を指定できます。条件が満たされているときは、その処理が行われます。

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条件分岐について詳しくは「もし~なら、条件分岐 if 文」をご覧ください。

また、質問やタイマーで時間を計ることができます。

判定する

マウス、画面端、他のスプライトに触れているか判定します。触れているときは条件を満たします。

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次のように 1 箇所でも触れている部分があれば、条件を満たします。

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指定した色に触れているか判定します。他のスプライトやステージの色を指定します。壁に当たったかの判定などにも使えます。

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色を指定するには [色] をクリックします。マウスカーソルがスポイトの形になります。

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指定したい [色がある部分] をクリックします。

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その色に触れたか判定できます。

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指定した色に触れいる部分があれば条件を満たします。

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自身のスプライトの指定した色が、他のスプライトやステージの指定した色に触れているか判定します。左側に自身のスプライトの色を指定し、右側に他のスプライトやステージの色を指定します。

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左側の [色] をクリックして、自身のスプライトの指定したい [色がある部分] をクリックします。

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右側の [色] をクリックして、他のスプライトやステージの指定したい [色がある部分] をクリックします。

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指定した色が触れいてれば、条件を満たします。

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マウスがクリックされている状態かを判定します。押し続けている間は条件を満たします。クリックする場所はどこでも反応します。

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次のようにすると、マウスをクリックしている間ドラム音が鳴り続けます。

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指定したキーが入力されている状態かを判定します。押し続けている間は条件を満たします。

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次のようにすると、スペースキーが押されている間は歩き続けます。

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値の取得

マウスの x座標を取得して、それをブロックの値に指定できます。

座標について詳しくは「動きブロックの使い方」をご覧ください。
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次のようにすると、マウスの x座標を表示します。

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次のようにすると、マウスを左右に動かすたびにスプライトの色が変化します。

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マウスの y座標を取得して、それをブロックの値に指定できます。

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次のようにすると、マウスを上下に動かすたびにスプライトが透明に変化します。

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マウスや他のスプライトまでの距離を取得して、それをブロックの値に指定できます。

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スプライトの距離は、スプライトの中心と中心の距離です。

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指定したスプライトやステージの座標やコスチュームなどあらゆる値を取得して、それをブロックの値に指定できます。他のスプライトやステージの値が必要な時に使用します。

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スプライトから取得できるものは次のものです。

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ステージから取得できるものは次のものです。

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質問する

質問の答えを入力してもらいます。入力した答えは 答え ブロックから取得できます。

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質問の答えを取得して、それをブロックの値に指定できます。

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質問されたら、答えを入力して [チェックマーク] をクリックします。

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質問の答えを表示します。

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次のようにすると、クイズの答えが合っているか間違っているか表示できます。

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タイマー

現在のタイマーの値を取得して、それをブロックの値に指定できます。秒数を計るのに使います。チェックすると現在の値が表示されるので、どのように増えていくのかわかります。

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タイマーの値を 0 にします。タイマーを使うときは、まずこれを実行すると時間を計りやすくなります。

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3 秒間待ってから表示する。

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3 秒の間スプライトを回転させる。

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1 秒ごとにコスチュームを変更する。

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音量

マイクが拾った音量を取得して、それをブロックの値に指定できます。0 ~ 100 の範囲で取得します。パソコンにマイクが接続されていないときは反応しません。

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音量が 40 以上か判定します。意味のないブロックなのでバージョン 2.0 から削除されています。

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次のようにすると、大きな音を出すとスプライトを大きくなります。

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