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スクラッチ 1.4 演算ブロックの使い方
はじめに
Scratch (スクラッチ) 1.4 の演算ブロックの使い方を紹介します。
スプライトの位置と同じかなど条件分岐の条件を判定できます。
数値の計算や文字列の操作ができます。
演算ブロックとは
演算ブロックでは、条件が必要な もし~なら ブロックなどの条件を指定できます。条件を満たしているときは、その処理が行われます。

数値を計算したり、文字列の操作もできます。
判定する
左が右の値「より小さい」か判定します。小さいときは条件を満たします。

使用例 | 結果 |
1 < 2 | はい |
2 < 2 | いいえ |
2 < 1 | いいえ |
次のようにすると、マウスをスプライトに近づけると歩きます。

左と右の値が「等しい」か判定します。左右の値が同じときは条件を満たします。

使用例 | 結果 |
1 = 2 | いいえ |
2 = 2 | はい |
2 = 1 | いいえ |
次のようにすると、上を向いているときにコスチュームを変更します。

左が右の値「より大きい」か判定します。大きいときは条件を満たします。

使用例 | 結果 |
1 > 2 | いいえ |
2 > 2 | いいえ |
2 > 1 | はい |
次のようにすると、上の方にいるとき下を向きます。

左と右にそれぞれ条件を指定します。両方の条件が満たされているときだけ条件を満たします。

使用例 | 結果 |
はい かつ はい | はい |
はい かつ いいえ | いいえ |
いいえ かつ はい | いいえ |
いいえ かつ いいえ | いいえ |
次のようにすると、スプライト2 に触れているときにクリックすると、コスチュームを変更します。

左と右にそれぞれ条件を指定します。どちらかの条件が 1 つでも満たされているときと条件を満たします。

使用例 | 結果 |
はい または はい | はい |
はい または いいえ | はい |
いいえ または はい | はい |
いいえ または いいえ | いいえ |
次のようにすると、スプライト2 か画面端に触れているときに、ドラムが鳴ります。

指定した条件の結果を逆にします。条件が満たされていないときに条件を満たします。

使用例 | 結果 |
はい | いいえ |
いいえ | はい |
次のようにすると、スプライト2 に触れていないときに、それに近づいていきます。

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計算する
足し算した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。

引き算した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。

掛け算した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。

割り算した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。

割り切れない値を指定しても途中で区切ります。

0 で割るとエラーになります。

指定した範囲の値をランダムに取得して、それをブロックの値に指定できます。実行するたびに取得する値が変わります。

小数点を含む数値を指定すると、結果にも小数点が含まれます。

次のようにすると、画面のどこかにワープします。

割り算した余りを取得して、それをブロックの値に指定できます。ブロックの左右が逆になっているバグがあります。 5 / 3 の余りを取得したいときは 3 を 5 で割った余り のようにします。

次のようにすると、10 歩移動する度に上下に移動します。

小数点以下を四捨五入した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。結果は整数になります。 1.0 ~ 1.4 までは 1 に、1.5 ~ 1.9 までは 2 になります。.5 が切り捨てか切り上げかの分岐点です。

変換前 | 変換後 |
1.4 | 1 |
1.5 | 2 |
2.4 | 2 |
2.5 | 3 |
指定した公式を使った値を取得して、それをブロックの値に指定できます。

公式には次のものを使用できます。[▼] をクリックして変更します。

次のようにすると、上下に波のように移動しながら前に進みます。

文字列の操作
文字列と文字列を結合した結果を取得して、それをブロックの値に指定できます。 ハロー と ワールド なら ハローワールド になります。

次のようにすると、「わたしはネコ」と表示します。


通常は次のように変数などの動的に値が変化するものと組み合わせて使います。


文字列の何番目の文字を取得して、それをブロックの値に指定できます。一番左の文字が 1 番目です。

文字列の文字数を取得して、それをブロックの値に指定できます。 ワールド なら 4 を取得します。

次のようにすると、[言葉] に設定した文字列を 1 文字ずつ表示します。

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