更新日:、 作成日:

RAMDISK で Windows 7 を高速化

はじめに

注意
RAMDISK (RAMディスク) はメモリ上に作成されるため問題が起きると、Windows が起動しなくなることがあります。バックアップなど十分な準備をしてから行ってください。

RAMDISK はメモリの一部をハードディスクとして使用する、SSD より高速なものです。キャッシュやファイルを入れて Windows を高速化します。

メモリ不足にならないように、メモリに余裕があるパソコンで行ってください。メモリを増設するには「メモリを増設して Windows 7 を高速化」をご覧ください。

RAMDISK の特徴

  • 超高速、ハードディスクの 10 倍以上
  • シャットダウンするとデータが消える(バックアップ機能でデータを残せます)
  • 一時ファイルやキャッシュなどの作成場所に最適
  • OS 管理外メモリを使用して RAMDISK を作成できる

OS 管理外メモリとは:32bit の Windows 7 ではメモリを最大で 3GB まで使用できます。4GB のメモリがパソコンに接続されているとき、未使用の 1GB のことです。

32bit で使用できる OS 管理外メモリは、最大で 1GB です。64bit では 4GB 以上のメモリを使用できるため OS 管理外メモリが発生することはまずありません。注意としてマザーボードのメモリの制限を越えた分のメモリを RAMDISK として作成はできません。

RAMDISK の使い方

シャットダウン時にデータを消す・消さないで使用方法が変わってきます。

  • 「シャットダウン時にデータを消す」:Windows やブラウザなどの一時ファイルやキャッシュなど、データが消えてもいいファイルを RAMDISK に作成します。Windows やブラウザなどの動作が少しだけ高速化します。これらのファイルはハードディスクの断片化の原因になるので、それを防げます。
  • 「シャットダウン時にデータを消さない」:EXCEL などのソフトウェアを RAMDISK にインストールすると、起動や動作が高速になります。バックアップと復元に少し時間がかかるので、RAMDISK のサイズは小さくします。

RAMDISK を作成

RAMDISK を作成するソフトは数多くあります。ここではシンプルで安定していて一番使い勝手がいい「SoftPerfect RAM Disk」の使用方法を紹介します。

この他のソフトは 64bit に対応していなかったり不具合が発生したりと、安定していないものが多いです。以前まで紹介していた「Dataram」も広告が表示されるようになり、使い勝手が悪くなりました。