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- 複数の条件付き書式を設定する
- 適用先に注意
- 条件の優先順位
エクセル 条件付き書式に複数の条件を指定する
はじめに
エクセルの条件付き書式に複数の条件を指定する方法を紹介します。
条件付き書式のルールの管理から、新規ルールを追加して複数の条件を作成できます。
100 より大きい時と、100 より小さい時などで色分けできます。
複数の条件に一致するときの優先順を設定したり、条件を満たす場合は停止できます。
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目次
- 複数の条件付き書式を設定する
- 適用先に注意
- 条件の優先順位
複数の条件付き書式を設定する
条件付き書式を設定する [セル] を範囲選択します。

[ホーム] タブをクリックし、スタイルグループにある [条件付き書式] から [ルールの管理] をクリックします。

[新規ルール] をクリックします。

[条件] や [書式] を選択して [OK] をクリックします。

条件が追加されます。他にも追加したいなら再度 [新規ルール] をクリックします。すべて追加したら [OK] をクリックします。

複数の条件付き書式が設定されます。

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適用先に注意
条件付き書式は「適用先」の範囲に対して 1 つ設定されます。次の適用先は =$C$2:$C$5 なのでセル「C2」~「C5」に対して 1 つの条件付き書式が設定されています。

そこに新しい条件を追加するには同じセルを範囲選択します。

その状態で条件を追加すれば適用先の範囲も同じになります。これが正しい状態です。

もし違う範囲を選択すると

適用先の範囲も違うようになります。

この状態では値が 365 のセルに書式を設定しているのに、セル「C5」には適用されません。

また条件付き書式が設定されているセルをコピーするときも注意が必要です。

コピー元とコピー先で適用先が分かれることになります。

適用先を変更したり、適用先が分かれないようにするには「条件付き書式をコピーする」をご覧ください。
条件の優先順位
複数の条件付き書式を設定しているときは、上から順番に条件に一致しているか判定していきます。一致していたらその書式を設定します。
複数の条件に一致するときは上の条件の書式が優先されます。上と下の両方で背景色を設定しているときは、上の背景色になります。上で背景色を、下で文字色を設定しているときは、両方が設定されます。
この順序を変更するには [条件] をクリックして [▲] と [▼] で順番を変更できます。

条件の順序によって結果が変わります。


文字色が変更されたままになる
複数の条件に一致しているときに、上の条件では背景色を設定して、下の条件では文字色と背景色を設定していると、文字色が変更されます。
これは、上の条件の書式で [フォント] の色が自動になっていると文字色が設定されないのが原因です。改めて自動をクリックすると文字色を黒色に設定できます。

左は改めて自動をクリックしたものです。右は何も設定していないものです。2016 の文字色が変化しているのがわかります。

条件を満たす場合は停止
[条件を満たす場合は停止] をチェックした条件と一致するときは、それより下の条件を無視します。

上の条件では背景色を設定しています。下の条件ではフォントを太字・斜体に設定しています。チェックをすると下の条件が無視されているのがわかります。

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