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∨目次
- SUBSTITUTE 関数
- 使用例
- 解説
エクセル SUBSTITUTE 関数:文字列を置換する
はじめに
エクセルの SUBSTITUTE 関数の使い方を紹介します。
SUBSTITUTE 関数は文字列を置換します。
複数の文字や空白を全て削除したいときに使用します。改行を削除する方法も紹介します。
位置と文字数を指定して置換するには「REPLACE 関数」を使用します。
空白を削除するには「TRIM 関数」を使用します。
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目次
- SUBSTITUTE 関数
- 使用例
- 解説
SUBSTITUTE 関数
SUBSTITUTE(置換対象, 検索ワード, 置換ワード)
置換対象の中から見つかったすべての検索ワードを置換ワードに置換します。
SUBSTITUTE(置換対象, 検索ワード, 置換ワード, 何番目)
何番目に見つかった検索ワードだけを置換します。
引数「置換対象」 | 置換対象の文字列を指定します。 |
引数「検索ワード」 | 検索する文字列を指定します。 |
引数「置換ワード」 | 置換する文字列を指定します。 |
引数「何番目」 | 省略できます。省略すると全ての引数「検索ワード」を置換します。 何番目に見つかった引数「検索ワード」を置換するか指定します。 |
使用例
「あ」を「A」に置換する。
=SUBSTITUTE("あいあうあ","あ","A")

半角スペースを全て削除する。「あ」と「い」の間は全角スペースです。
=SUBSTITUTE("あ い う"," ","")

2 番目の「あ」を「__」に置換する。
=SUBSTITUTE(B3,"あ","__",2)

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解説
引数「検索ワード」が見つからなかったときは、何も置換されません。
大文字小文字は区別されて検索されます。
引数「何番目」に指定した数の引数「検索ワード」が見つからなかったときは、何も置換されません。
123[456]789 から [] で囲まれた 456 を置換したいときのように、特定の文字の範囲を置換するには「REPLACE 関数」を使用します。
複数の文字を置換する
置換したい文字が複数あるときは、引数「置換対象」に別の「SUBSTITUTE 関数」を入れ子にします。これを繰り返して 2 つ 3 つと置換できます。
「あ」を「A」に、「い」を「B」に置換する。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B3,"あ","A"),"い","B")

空白を置換する
「TRIM 関数」だと文字と文字の間の空白はすべて削除されません。「SUBSTITUTE 関数」で半角スペースと全角スペースを空文字に置換して削除できます。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B3," ","")," ","")

改行を置換する
改行文字は直接入力できないため「CHAR 関数」を使って入力します。 CHAR(10) は「ラインフィード」といってセル内の改行文字になります。
=SUBSTITUTE(B3,CHAR(10),"")

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