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エクセル グラフを波線で省略する

はじめに

365202120192016:対応

エクセルのグラフの途中を波線で省略する方法を紹介します。

エクセルにグラフの途中を省略する機能はありません。

そのため 2 軸にして差のあるデータを重ねて表示し、図形から波線を表示します。

完成図

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目盛を変更するには「グラフの軸の目盛を変更する」をご覧ください。

グラフを波線で省略する

この内容は OfficePro サイトの「途中を波線で省略したグラフを作成」を参考にしています。

他より大きな値が含まれているデータをグラフにすると

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それだけが目立つため、他の小さな値がよくわかりづらくなります。

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そういうときは小さな値と大きな値でデータを分けます。「ワード2」と「エクセル2」が大きい値用です。

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それをグラフにします。

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グラフを選択した状態で [書式] タブをクリックし、現在の選択範囲グループにある [▼] から大きな値の [系列] を選択して [選択対象の書式設定] をクリックします。ここでは「ワード2」を選択します。

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系列のオプションから [第 2 軸] をチェックします。これを他の大きな値の系列 (エクセル2) にも繰り返します。

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小さな値と大きな値で軸が分かれます。小さな値の方の [軸] をクリックします。

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軸のオプションから [最大値] を倍の値にして、[主] を変更して波線が表示されるように目盛の間隔を広げます。

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600 と 900 の間に波線を表示する予定です。900 と 1200 の値を省略した後の 5000 と 6000 の値にします。

変更できる値は 2 つまでです。
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表示形式のカテゴリに [ユーザー設定] を選択します。表示形式コードに次の値を入力して [追加] をクリックします。表示形式について詳しくは「表示形式のユーザー定義の使い方」をご覧ください。

[=900]"5000";[=1200]"6000";0
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小さな値の軸と大きな値の軸の 5000 と 6000 の位置を合わせます。

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大きな値の [軸] をクリックします。

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軸のオプションから [最小値] と [主] の値を変更して調整します。

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5000 の位置が合いました。

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大きな値の軸を非表示にします。

大きな値の軸のラベルの位置から [なし] を選択します。

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非表示になります。

波線を表示

波線が見えるように背景の色を変更します。[プロットエリア] をクリックします。

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[塗りつぶし(単色)] をチェックして [色] を選択します。

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[挿入] タブをクリックし、[図形] から [波線] をクリックします。

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省略する場所にドラッグします。

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[波線] をクリックし、[塗りつぶし(単色)] をチェックして [色] を白にします。線に [線なし] をチェックします。

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省略の波線が引かれます。

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波線らしくないと思うなら幅を狭くしてコピーして増やします。すべての波線を Ctrl キーを押しながら選択し、右クリックして [グループ化] をクリックするとまとめて移動できるようになります。

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2 軸の色を合わせる

小さな値と大きな値の色を合わせます。どちらかの [データ] をクリックします。

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[塗りつぶし(単色)] をチェックして [色] を選択します。

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凡例の大きな値をクリックして Delete キーを入力して削除します。

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これでグラフを波線で省略できます。

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