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エクセル ISBLANK 関数:セルが空白か判定する

はじめに

エクセルの ISBLANK 関数の使い方を紹介します。

ISBLANK 関数は何も入力されていないセルか判定します。空のセルなら TRUE を返します。

=ISBLANK(A1) のようにして、セルが空のセルなら TRUE になります。

=NOT(ISBLANK(A1)) のようにして、何か値が入力されているなら TRUE になります。

=IF(ISBLANK(B3),"空",B3) のようにして、セルが空のセルなら を表示できます。

空文字やスペースが入力されているセルを判定できます。セルの範囲に空のセルが存在するか判定できます。

文字列かどうかや空白など、特定の値を条件にする方法は「COUNTIF 関数」にまとめています。

ISBLANK 関数の引数

ISBLANK()
が空のセルのときに TRUE を返します。それ以外のときは FALSE を返します。

引数「値」セル参照、数値、文字列、関数などを指定できます。スピル化

スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。

使い方

ISBLANK 関数の使い方を紹介します。

空のセルか判定する

セル「B3」が空のセルか判定します。

=ISBLANK(B3)
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値が入っているか判定する

セル「B3」が空のセル以外 (値が入っている) か判定します。「NOT 関数」を使用して結果を反転できます。

=NOT(ISBLANK(B3))
=ISBLANK(B4)
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空に見えるセルを判定する

空文字 "" やスペースなど空に見えるセルか判定します。

=ISBLANK(B3)
=B4=""
=AND(LEN(B5)>0,TRIM(B5)="")

スペースが入っているか判定するには「LEN 関数」と「TRIM 関数」を組み合わせます。

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高度な使い方

ISBLANK 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。

IF 関数で空のセルを条件にする

IF 関数」の条件に ISBLANK 関数を入力して、空のセルのときに を表示します。それ以外のときはそのセルの値を表示します。

=IF(ISBLANK(B3),"空",B3)
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COUNTIFS 系の関数で空のセルか判定する

COUNTIFS 関数」や「SUMIFS 関数」などの関数で空のセルか判定します。

=COUNTIFS(B3,"=")

条件に "=" を入力して空のセルか判定できます。

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セルの範囲に空のセルがあるか判定する

セルの範囲に空のセルが存在するか判定するには「COUNTIFS 関数」を使用します。結果が 1 以上のときは空のセルが存在します。

=COUNTIFS(B5:B8,"=")
=COUNTIFS(B5:B8,"<>")

条件に "<>" を入力して空のセル以外か判定できます。

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解説

引数「値」が空のセルなら TRUE を返します。

引数「値」が何か入力されているセル、数値や文字列などの値なら FALSE を返します。

表示上は空に見えるような、空文字 "" やスペースが入力されているセルは FALSE を返します。

isvalue
文字列かどうかや空白など、特定の値を条件にする方法は「COUNTIF 関数」にまとめています。