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エクセル UNICODE 関数:文字の Unicode を取得する

はじめに

エクセルの UNICODE 関数の使い方を紹介します。

UNICODE 関数は文字の Unicode 番号を取得します。UTF-8 や UTF-16 の元となる値です。

A なら 65 を取得できます。半角文字なら 0 ~ 255 の範囲で ANSI コードと同じ値を取得します。

なら 12354 を取得できます。全角文字なら Unicode を取得します。

絵文字😃やサロゲートペア文字などすべての文字の文字コードを取得できます。

Unicode を文字に変換するには「UNICHAR 関数」を使用します。
文字の ANSI や JIS コードを取得するには「CODE 関数」を使用します。
この関数は 2013 から使用できます。

UNICODE 関数の引数

UNICODE(文字列)
文字列の先頭の文字の文字コード (Unicode) を取得します。

引数「文字列」文字列を指定します。スピル化

スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。

使い方

UNICODE 関数の使い方を紹介します。

Unicode を取得する

セル「B3」の文字列の Unicode を取得します。

=UNICODE(B3)
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その他の文字などの Unicode を取得する

複数の文字列などの Unicode を取得します。

=UNICODE(B3)

複数の文字列のときは先頭の Unicode を取得します。

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高度な使い方

UNICODE 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。

指定した位置の Unicode を取得する

MID 関数」を使用して、好きな位置の Unicode を取得できます。

=UNICODE(MID(B3,C3,1))
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解説

取得した文字コードは「UNICHAR 関数」を使用して文字に変換できます。

引数「文字列」の先頭の文字の文字コードを取得します。

引数「文字列」が半角のときは 0 ~ 255 の範囲を返します。ANSI コードと同じ値です。

引数「文字列」が空のセルや空文字 "" のときは、エラー #VALUE になります。

ANSI や JIS コードを取得するには「CODE 関数」を使用します。

「DEC2HEX 関数」と「HEX2DEC 関数」を使用して 16 進数と 10 進数を相互変換できます。

Unicode とは

Unicode とは、すべての文字を扱える世界標準な文字コードです。

取得される Unicode 番号は UTF-8 や UTF-16 の元となる値です。 の Unicode を例を紹介します。

名前説明
Unicode 番号 (10 進数)12354UNICODE 関数で取得される値
Unicode 番号 (16 進数)3042一般的に U+xxxx で表記される値
UTF-8 (16 進数)E38182UTF-8 の値
UTF-16 BE (16 進数)3042UTF-16 の値