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- 構文
- 使用例
- 解説
エクセル 2016 ISBLANK 関数:セルが空白か判定する
はじめに
エクセル 2016 の ISBLANK 関数の使い方を紹介します。
ISBLANK 関数はセルに何も入っていないか判定します。空白なら TRUE を返します。
「IF 関数」と組み合わせて、セルが空白のときだけ処理できます。逆のことをする方法やセルの範囲が空か判定する方法も紹介します。
- セルの中身が数式や関数か判定するには「ISFORMULA 関数」を使用します。
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目次
- 構文
- 使用例
- 解説
構文
ISBLANK(値)
値が空のセルのときに TRUE を返します。それ以外のときは FALSE を返します。
引数「値」 | セル参照、数値、文字列、関数などを指定できます。 |
使用例
セル「B3」の値を空、数値、文字列にして判定する。
=ISBLANK(B3)

セル「B3」の値を空、空白文字、「TRIM 関数」にして判定する。
=ISBLANK(B3)

解説
スペースなどの空白文字や空文字など、見た目は何も入っていないように見えるのも「FALSE」になります。
条件付き書式の条件にして空白の時だけ背景に色を付けるなど、他の機能と組み合わせられます。
逆のことをする
セルに値が入っているときだけ TRUE にしたいときは「NOT 関数」を使用します。これは TRUE と FALSE を逆にします。
=NOT(ISBLANK(B3))

セルの範囲に対して判定する
複数のセルがすべて空白か判定するには「COUNTIF 関数」または「COUNTBLANK 関数」を使用します。
=COUNTIF(B2:B4,"<>")
=COUNTBLANK(B2:B4)
=COUNTBLANK(B2:B4)

「COUNTIF 関数」の方は、セルが空白でない数をカウントします。結果が 0 の時はすべてのセルが空白です。
「COUNTBLANK 関数」の方は、セルの結果が空白であればカウントします。=TRIM("")のように結果が空文字のセルもカウントされます。「COUNTBLANK 関数」の結果とセルの範囲の数が同じならすべて空白です。
エラー処理
「IF 関数」の条件に指定して、空白のセルのときだけ処理をして、それ以外の時は何もしないことができます。次の例では空白のときは空白と表示して、それ以外はそのセルの値を表示します。
=IF(ISBLANK(B3),"空白",B3)

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