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- TEXTJOIN 関数
- 使用例
- 解説
エクセル TEXTJOIN 関数:セルの範囲の文字列を区切り文字を使って結合する
はじめに
エクセルの TEXTJOIN 関数の使い方を紹介します。
TEXTJOIN 関数はセルの範囲の文字列を結合します。
複数のセルの文字列をカンマやスペース、改行などを区切り文字にして結合したいときに使用します。
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目次
- TEXTJOIN 関数
- 使用例
- 解説
TEXTJOIN 関数
TEXTJOIN(区切り文字, 空のセル, 文字列1)
TEXTJOIN(区切り文字, 空のセル, 文字列1, 文字列2 …)
すべての文字列を区切り文字を挿入して結合します。文字列の範囲内にある空のセルを無視するか選択できます。
引数「区切り文字」 | 引数「文字列」と引数「文字列」の間に挿入する文字列を指定します。 引数「文字列」にセルの範囲を指定しているときは、各セルの間に挿入します。 |
引数「空のセル」 | 引数「文字列」に含まれている空のセルを無視するか指定します。 TRUE:無視します。 FALSE:空文字として結合します。 |
引数「文字列」 | セルの範囲、文字列を指定できます。 |
使用例
引数「区切り文字」を変えたときに、どのように挿入されるか確認する。セル「E6」には半角スペースが入力されています。

引数「空のセル」を変えたときに、どのように無視されるか確認する。

引数「文字列」に文字列やセル参照、セルの範囲を指定して結合する。
=TEXTJOIN("-",TRUE,B4,C4,D4)
=TEXTJOIN("-",TRUE,"あ","い",B5:D5)

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解説
引数「区切り文字」には 1 文字でも複数の文字でも指定できます。空文字 "" を指定すると区切り文字がなくなります。
引数「区切り文字」にカンマ , を指定すればカンマ区切りに、半角スペース や全角スペース を指定すればスペース区切りになります。
引数「空のセル」に TRUE を指定したとき、=TRIM("") のように結果が空になるセルも無視されます。空白が入力されているセルは無視されません。
引数「文字列」にセルの範囲を指定すると、各セルの値を結合します。複数行複数列の範囲を指定したときの結合される順序は 1 行ずつ下に向かっていきます。

改行区切りにする
改行文字は直接入力できないため「CHAR 関数」を使って入力します。改行して表示するにはそのセルを選択した状態で、[ホーム] タブをクリックし配置グループにある [折り返して全体を表示する] をクリックして、有効の状態にする必要があります。

CHAR(10) は「ラインフィード」といってセル内の改行文字になります。
日付を結合する
日付は数値を日付の形式に表示しています。引数「文字列」に日付型のセルを指定したときは、内部で持っている数値を結合します。

日付の見た目の通りに結合したいときは事前に「TEXT 関数」で日付を文字列に変換している必要があります。そのため日付のセルに対しては「TEXTJOIN 関数」は使えません。 & を使ってセルを 1 つずつで結合する必要があります。