-
∨目次
- UNIQUE 関数
- 使用例
- 解説
エクセル UNIQUE 関数:セルの範囲から一意の値を取得する
はじめに
エクセルの UNIQUE 関数の使い方を紹介します。
UNIQUE 関数は指定したセルの範囲や配列から一意の値を取得します。
重複してる値を除外したいときに使用します。
-
目次
- UNIQUE 関数
- 使用例
- 解説
UNIQUE 関数
UNIQUE(範囲)
範囲の値を行単位で比較して一意にした配列を取得します。
UNIQUE(範囲, 列の比較, 回数指定)
列の比較で範囲の値を列単位で比較するかを指定できます。回数指定で重複していないデータのみを取得するか指定できます。
引数「範囲」 | セルの範囲や配列を指定します。 |
引数「列の比較」 | 省略できます。 FALSE または省略:引数「範囲」を行単位で比較して一意の行を取得します。 TRUE:引数「範囲」を列単位で比較して一意の列を取得します。 |
引数「回数指定」 | 省略できます。 FALSE または省略:重複している値を 1 つにして取得します。 TRUE:重複している値をすべて除外します。 |
使用例
1 列の中で一意な値を取得する。

複数列の中で一意な行を取得する。

1 行の中で一意な値を取得する。

複数行の中で一意な列を取得する。

引数「回数指定」で重複している値を 1 つだけ残すか、すべて除外するか指定する。
=UNIQUE(B7:B12,,TRUE)

一意な件数
「COUNTA 関数」を使用して一意な件数を数えられます。
一意な値の件数を数える。

スポンサーリンク
解説
引数「範囲」の値を引数「列の比較」の行または列単位に比較して一意の範囲を配列で取得します。
引数「範囲」の値の大文字と小文字は区別しません。 "ABC" と "abc" は同じものとして重複します。
引数「列の比較」に FALSE を指定したときは、行単位に比較して一意か判定します。引数「範囲」が 1 列などのときに使用します。
引数「列の比較」に TRUE を指定したときは、列単位に比較して一意か判定します。
引数「回数指定」に FALSE を指定したときに 1, 1, 2 の値なら 1, 2 を取得します。重複している値は最初の値だけ取得されます。
引数「回数指定」に TRUE を指定したときに 1, 1, 2 の値なら 2 を取得します。重複している 1 は取得されません。
引数「回数指定」に TRUE を指定したとき、取得される値が一つもないときはエラー #CALC! になります。
重複しているデータのみ
「COUNTIF 関数」を使用して重複判定をします。これにもスピルの機能を使用しています。
それを「FILTER 関数」の引数「含める」に指定して重複しているデータのみ取得できます。
名前が重複している値のみを取得します。
