-
∨目次
- 構文
- 使用例
- 解説
エクセル 2013 SUMPRODUCT 関数:セルの範囲同士を掛けた合計を求める
はじめに
エクセル 2013 の SUMPRODUCT 関数の使い方を紹介します。
SUMPRODUCT 関数はセルの範囲同士を掛け算した合計を求めます。
金額 * 個数の合計を求めたいときに使用します。条件の指定もできます。
- 足し算した合計を求めるには「SUM 関数」を使用します。
- 掛け算した合計を求めるには「PRODUCT 関数」を使用します。
-
目次
- 構文
- 使用例
- 解説
構文
SUMPRODUCT(範囲1)
範囲の合計を求めます。
SUMPRODUCT(範囲1, 範囲2 …)
すべての範囲の対応するセル同士を掛け算した合計を求めます。
引数「範囲」 | セルの範囲、数値を指定できます。 |
使用例
セルの範囲「B2」~「B3」と「C2」~「C3」を掛け算した合計を求める。
=SUMPRODUCT(B2:B3,C2:C3)

セルの範囲「B2」~「B3」と「C2」~「C3」と「D2」~「D3」を掛け算する。
=SUMPRODUCT(B2:B3,C2:C3,D2:D3)

解説
引数「範囲」にB2:B3,C2:C3を指定したときはB2*C2 + B3*C3の計算をしています。
引数「範囲」にB2:B3,C2:C3,D2:D3を指定したときはB2*C2*D2 + B3*C3*D3の計算をしています。
引数「範囲」に数値以外の値が含まれているセルは 0 として扱われます。
引数「範囲」にB2:B3,C2:C4やB2:B3,C2:D2のようにセルの範囲の大きさが違うものを指定したときはエラー#VALUE!になります。
条件を指定する
=B2*C2のように掛け算した結果を表示する列を用意すれば「SUMIFS 関数」で合計を求められるので条件を指定できます。
列を用意したくないときは配列数式を使用します。「SUMPRODUCT 関数」を使用する必要がなくなるので「SUM 関数」でも同じ結果になります。分類が「エクセル」の合計を求めるには次のように入力します。
=SUMPRODUCT((B3:B6="エクセル")*(C3:C6)*(D3:D6))
Ctrl + Shift + Enter で確定
=SUM((B3:B6="エクセル")*(C3:C6)*(D3:D6))
Ctrl + Shift + Enter で確定
Ctrl + Shift + Enter で確定
=SUM((B3:B6="エクセル")*(C3:C6)*(D3:D6))
Ctrl + Shift + Enter で確定

詳しくは「配列数式、CSE数式とは」をご覧ください。
スポンサーリンク