-
∨目次
- 構文
- 使用例
- 解説
エクセル 2016 PRODUCT 関数:掛け算した合計を求める
はじめに
エクセル 2016 の PRODUCT 関数の使い方を紹介します。
PRODUCT 関数は全ての数値を掛け算した合計を求めます。
セルの範囲をすべて掛けた合計を求めたいときに使用します。0 を無視する条件を指定できます。
- 足し算した合計を求めるには「SUM 関数」を使用します。
- セルの範囲同士を掛けた合計を求めるには「SUMPRODUCT 関数」を使用します。
-
目次
- 構文
- 使用例
- 解説
構文
PRODUCT(数値1)
PRODUCT(数値1, 数値2 …)
すべての数値を掛け算した合計を求めます。
引数「数値」 | セルの範囲、数値を指定できます。 |
使用例
セルの範囲「B2」~「B4」を掛け算する。
=PRODUCT(B2:B4)

セルの範囲「B2」~「B3」と「C2」~「C3」を掛け算する。
=PRODUCT(B2:B3,C2:C3)

「1」「2」「3」を掛け算する。
=PRODUCT(1,2,3)

スポンサーリンク
解説
数値として扱えない値はすべて無視されます。合計が合っていないと思った時は、セルが文字列になっていたり、先頭に'や空白が入っているためです。

セルの書式設定が文字列のときや、先頭に'や空白が入っているときは「VALUE 関数」で数値に変換します。
=VALUE(C3)

""で囲まれているときは「MID 関数」で数字を抽出し、それを「VALUE 関数」で数値に変換します。
=VALUE(MID(C3,2,LEN(C3)-2))

20円のような値は、セルの書式設定を0"円"のようにして表示するようにします。
=PRODUCT(1,2,3)のように引数「数値」に単一の値を指定したときはそれらを掛け算します。
条件を指定する
「PRODUCT 関数」には「SUMIFS 関数」のような条件を指定する関数はありません。
条件を指定するには配列数式を使用します。詳しくは「配列数式、CSE数式とは」をご覧ください。
0 を無視して掛け算するには次のように入力します。
=PRODUCT(IF(B2:B4<>0,B2:B4))
Ctrl + Shift + Enter で確定
Ctrl + Shift + Enter で確定
