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Windows 11 DNS の設定と確認する

はじめに

Windows 11Windows 10:選択

Windows11 の DNS の設定と DNS レコードを確認する方法を紹介します。

エクスプローラーに shell:ConnectionsFolder を入力して、ネットワークのプロパティから DNS を設定できます。

  • Google 優先 DNS8.8.8.8
  • Google 代替 DNS8.8.4.4
  • Google 優先 DNS2001:4860:4860::8888
  • Google 代替 DNS2001:4860:4860::8844

PowerShell から Resolve-DnsName -Name ドメイン名 コマンドを入力して、DNS レコードを確認できます。

コマンドプロンプトから nslookup ドメイン名 コマンドを入力して、DNS レコードを確認できます。

DNS を設定する

標準ユーザーの方は管理者のパスワードが必要です。詳しくは「標準ユーザーの制限と管理者に変更する」をご覧ください。

インターネットに接続するために使用している DNS を設定できます。通常は自動で設定されます。

エクスプローラーを表示し、アドレスバーに shell:ConnectionsFolder または ncpa.cpl を入力して Enter キーを入力します。

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使用している [ネットワーク] を右クリックして [プロパティ] をクリックします。有線なら イーサネット (Ethernet) 、無線なら Wi-Fi などと表示されています。

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IPv4 の IP アドレスの DNS を設定するには [インターネットプロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)] を選択して [プロパティ] をクリックします。

IPv6 の IP アドレスの DNS を設定するには [インターネットプロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] を選択して [プロパティ] をクリックします。

どちらもチェックが付いているものが使用されます。

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IPv4 なら [次の DNS サーバーのアドレスを使う] を選択して [優先 DNS サーバー]、[代替 DNS サーバー] を入力して [OK] をクリックします。

  • Google 優先 DNS8.8.8.8
  • Google 代替 DNS8.8.4.4
  • Cloudflare 優先 DNS1.1.1.1
  • Cloudflare 代替 DNS1.0.0.1
元に戻すには [DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する] を選択します。
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IPv6 なら [次の DNS サーバーのアドレスを使う] を選択して [優先 DNS サーバー]、[代替 DNS サーバー] を入力して [OK] をクリックします。

  • Google 優先 DNS2001:4860:4860::8888
  • Google 代替 DNS2001:4860:4860::8844
  • Cloudflare 優先 DNS2606:4700:4700::1111
  • Cloudflare 代替 DNS2606:4700:4700::1001
元に戻すには [DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する] を選択します。
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[OK] をクリックして画面を閉じます。

ブラウザを再起動すると新しい DNS で接続されます。

DNS を確認する

DNS サーバーを管理している人は PowerShell やコマンドプロンプトを使用して DNS レコードが正しく設定されているか、反映されているかを確認できます。

[スタートボタン] を右クリックして [Windows ターミナル] をクリックします。

terminal

PowerShell

次の [コマンド] を入力して Enter キーを入力します。大文字と小文字は区別しません。

Resolve-DnsName -Name ドメイン名

Microsoft の DNS を確認するなら次のようになります。

Resolve-DnsName -Name www.microsoft.com
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Type や TTL などコマンドプロンプトより詳しい情報を取得できます。

コマンドプロンプト

ターミナルの [▼] から [コマンドプロンプト] をクリックします。

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次の [コマンド] を入力して Enter キーを入力します。大文字と小文字は区別しません。

nslookup ドメイン名

Microsoft の DNS を確認するなら次のようになります。

nslookup www.microsoft.com
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DNS レコードが反映されない

DNS レコードには TTL というキャッシュする時間 (秒) の値があります。これは全世界の DNS に反映されるまでの最大時間と考えられます。

TTL が 3600 なら 60 分なので最大 1 時間は反映されません。

キャッシュされているうちは、上記の Resolve-DnsNamenslookup コマンドで確認しても反映されません。

Windows も DNS をキャッシュしています。上記のコマンドを使用したときは、このキャッシュの結果を返していることがあります。これをクリアするには、次の [コマンド] を入力して Enter キーを入力します。PowerShell とコマンドプロンプトで使用できます。

ipconfig /flushdns
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次の [コマンド] を入力すると、Windows がキャッシュしている DNS の一覧が表示されます。

ipconfig /displaydns

著者:Tipsfound